猫の口内炎や歯肉炎(歯周病)のための抗生物質の薬はどんなものがある?
猫が口を痛そうにしていたり、食べにくそうだったり、口臭、よだれを垂らしていたら、口内炎や歯肉炎などの歯周病かもしれません。
口を手でひっかくような仕草をする事もあります。
また、ウィルスや感染症にかかっていたり、腎臓などの病気が原因で免疫力が落ちて口内炎になる場合もあります。
目次
猫ちゃんの口臭やよだれが気になったら
猫ちゃんの口臭が臭い、最近ヨダレがよく出てる・・・と思ったら、口の中や歯茎をチェックして下さい。
口内炎ができていないか、歯茎が赤くなっていないかを確認します。
猫ちゃんの口内炎や歯肉炎の原因は?
歯肉炎などの歯周病は、歯と歯茎の間にはさまった食べかすなどの原因で菌が増え、歯茎が炎症を起こします。
口内炎は、歯周病が原因になっていたり、猫カリシウイルス感染症や猫エイズなどで免疫力が低下して口内炎が引き起こされる事も多いです。
また、糖尿病や腎臓病が原因の場合もあります。
口内炎や歯肉炎は食べる時にも辛いですし、放置しておくと他の病気につながる場合もあるので放置しないで治療しましょう。
口内炎や歯肉炎の治療法は?
治療としては、抗生物質やステロイドで炎症を抑えて、菌を除去します。
また、歯石が原因の場合、歯石をとる事で治ればいいですが、再発の可能性も考えて我が家の猫は奥歯を抜歯しました。
猫はカリカリもそのまま飲み込むので、小柄な子でしたが奥歯がなくなっても問題なく炎症も治りました。
ただ、歯石取りも抜歯も全身麻酔が必要なので、高齢猫ちゃんには難しいかもしれません。
口内炎・歯肉炎は自然に治る?
歯周病が自然に治ることはほとんどありません。
歯周病から内蔵の病気になる事もあるので、自然治癒しないかと放置する事はやめましょう。
病院で毎回同じ薬を飲んで治るという子は、通販で買える薬なら動物病院よりも通販の方が安い場合があります。
21歳で天国に行ったチーコは昔、歯肉炎で抗生剤をいろいろ処方してもらったけれど、どれを飲んでも吐いてしまって・・・。
結局、こんな感じで頬が破れた事がありました><
昔のことなので、当時は苦い抗生物質しかなかったのかな。
こうなってしまったら可哀想なので、早めの治療をしてあげて下さい。
今は、苦くない抗生物質も消炎鎮痛剤もありますから(^^)
猫の口内炎や歯肉炎に効く抗生物質の市販薬は?
抗生物質にも種類がありますが、市販薬でも副作用が少ないものがおすすめです。
口コミも書かれている通販サイトで見てみると、歯周病や口内炎に効く犬猫用の抗生物質『アンチローブ』は、副作用も少なくて評判がいいです。
有効成分のクリンダマイシンを含有した犬・猫用の抗生物質です。
アンチローブは、皮膚感染症や呼吸器感染症、口腔のグラム陽性細菌感染など、特に口腔内感染(歯周病)および嫌気性細菌感染症に効果を発揮する薬です。
<有効菌種>
ブドウ球菌、ペプトストレプトコッカス、フソバクテリウム、バクテロイデス
<用法用量(猫)>
▼感受性菌による感染症(歯周病を含む)
1回体重1kg当たりクリンダマイシンとして5~10mgを、1日2回、経口投与する。(5~10日間)
▼トキソプラズマ症
1回体重1kg当たりクリンダマイシンとして12.5mgを、1日2回、28日間経口投与する。
3kgの猫ちゃんなら、1回15mg~30mgなので、1カプセル(25mg)でいいので与えやすいですね。
4kgの猫ちゃんは、1回20mg~40mgです。(1カプセル~1.5カプセル程度)
アンチローブの口コミ
購入者さんの感想をまとめました。
・歯茎が腫れたり口臭が強い時にあると便利です
・猫エイズを持っている子の口内炎に使っています
・口臭が臭い時など歯周病が疑われる時に使用
・アンチローブが一番効いた実感ができる
・動物病院より安くて助かった
・歯肉炎や口臭がひどい時などの口腔関係の症状の時に
・抗生物質による便のゆるさも問題なかった
・口内炎がかなり改善した
・カプセルなのでつるんと飲んでくれる
・歯茎ケアに本当に効果があります
いつも、「動物病院で抗生物質をもらっているけど、高くて・・・」という方や、口内炎を繰り返す子、歯石がとれなくて歯肉炎になってしまう子には、常備しておくといいですね。
病院に行けないつらい時にも、すぐにお薬を飲ませてあげられます^^
詳細、ご購入はこちらから。
>>アンチローブ
アンチローブ以外にも、こちらの薬も口内炎や歯周病、細菌感染などの抗生物質です。
Stomorgyl2犬猫用
犬猫の歯周病、および関連する口腔疾患に効果的です。
その他、猫風邪や様々な感染症や寄生虫疾患に対して使用される事も。
内蔵疾患や、歯石がひどい場合には、そちらの治療も行ってあげられるといいですね。
歯石や口臭が気になる子の対策
猫ちゃんの歯石や口臭の主な原因である歯垢が蓄積されないように、日頃から対策が必要です。
こちらは、毎日の食事に混ぜるプラークオフ・パウダーです。
プロデンプラークオフ(Proden PlaqueOff)
高齢で口臭が気になっていた子の口臭も気にならなくなったなどの口コミが多いですね。
毎日の食事に混ぜられるので気軽に続けることができますよ。
だいたい3週間~8週間ほどで変化が見られるようですね。
特に歯茎などは問題なく、口臭のみ気になるならデンタルバイオで、臭いは軽減しましたが。
我が家の保護猫の歯茎に、デンタルバイオをピルクラッシャーで砕いて塗りつけていたら、数日で軽減してきたんです。
犬猫が好きなチキンフレーバーで美味しいみたいですよ。
>> デンタルバイオ【Amazon】
>>デンタルバイオ【楽天市場】
これだけでも、指につけてあげると舐めていました^^
口内の痛みがひどくて食べられない時
抗生物質の効果が出てくるのには数日から10日程かかる場合もあります。
餌が食べられなくて痩せてきた…という時には、体力が落ちてしまう心配もありますね。
そんな時には食事30分前に「消炎鎮痛剤」を与えて、痛みが抑えられている時に食べさせることも可能です。
ただ、猫に人間用の鎮痛剤を与える事は危険なので、絶対に使わないで下さいね。
猫がアセトアミノフェンやロキソニン、その他含まれる成分を代謝できず赤血球が破壊されたり、腎不全になり、最悪、死に至る事があります。
人間に効果のある成分が猫ちゃんには毒となってしまうんです。
もし、猫ちゃんに消炎鎮痛剤を飲ませる時には、猫用の鎮痛剤、猫用のロキシコムなどの猫用の鎮痛剤を与えて下さいね。