野良猫がケガをしていたり、子猫を保護したいと思った時、
人馴れしていて抱っこなどできればいいんですが。
抱っこしたり、キャリーバッグに入れたりする事が、
できない事もあると思います。
そんな時には、『捕獲器』を使うという手もありますよ。
目次
捕獲器はどこで手に入るの?レンタルもできる?
捕獲器は野良猫のボランティア活動などしていなければ、
頻繁に使うものではないのでレンタルでもいいですね。
お住まいの自治体や、猫のボランディアさんに
借りることもできる場合もあります。
ただ、タイミングによってはすぐに借りれない場合も
あるかもしれません。
まずは、問い合わせてみるといいでしょう。
また、取りに行くという手間もかかります。
楽天市場やアマゾンなどの通販でも扱っているので、
通販を利用された方が早い場合もありますね。
捕獲器にも種類がある?捕獲器選びのポイント
捕獲器は、ネズミ用などの小さいサイズから、大きいサイズまであるので、
「猫用」のサイズを選びましょう。
長さが短い場合、扉が閉まった時に猫のシッポが挟まる危険が
あるので注意が必要ですよ。
捕獲器のタイプ
捕獲器が閉まる仕組みは2種類あります。
「踏み板式」と「餌吊り式」です。
<踏み板式>
猫が捕獲器の中に入り、奥の餌を食べようと踏み板を踏むことで、
入り口が閉まります。
踏み板を警戒する猫もいますが、踏み板が隠れるように、
新聞やペットシーツなどをかぶせるといいですよ。
我が家もそれで成功しました。
<餌吊り式>
猫が中に入って、吊られている餌を食べようとひっぱると
入り口が閉まります。
うまく餌だけ食べて捕まらないこともあるようです。
捕獲器の扉のタイプ
捕獲器の扉も上下に動くものと、
バネ式で閉じるタイプがあります。
扉が上下に開くものは、猫が自力で開けて、
逃げてしまった例もいくつかあります。
ですので、こちらのようなバネ式の扉の方がおすすめです。
捕獲器の使い方のコツ
捕獲器はそのまま置くのではなく、大きなバスタオルなどを
かけたほうが猫ちゃんは安心して入りやすいです。
中に置く餌は、ニオイが強いおやつ系のものがおすすめです。
またたびをかけるのもいいですが、中にはまたたびに反応しない
猫ちゃんもいます。
捕獲器に猫ちゃんが入ったら、できるだけ早く、
保護してあげてください。
夏や冬など、熱射病や体を冷やしてしまう事にならないよう、
置き場所にも気をつけましょう。
こまめに捕獲できているか様子をみてください。
捕獲器使用の注意点
捕獲器は猫を保護する目的のみで使用してください。
野良猫を捕獲して、別の場所に移動させる事は禁じられています。
虐待のために、動物を捕獲する事は禁じられています。
動物愛護法により、
愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、
二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する
とされています。
保護の目的、避妊去勢手術の目的での使用なら、
問題ありません。
周囲に迷惑になる場所や、子供が触って危険な場所、
私有地などには置かないようにしましょう。