猫ブームが続いていて、中には猫を安く買えるペットショップを探している方もいらっしゃるようです。
でも、そんなペットショップ販売での『裏側』はご存知ですか?
安い猫を購入した場合、病気などのリスクを抱えている場合もないとは言えません。
また、
・販売されている子たちがどんな環境で産まれているのか…
・売れ残った犬や猫がどうなっているのか…
そんな闇の世界がある事も知っておいて欲しいです。
ペットショップで猫を買う理由
猫をペットショップで買おうとする理由としては、
・飼いたい猫種がいる
・捨て猫でもいいけど見かけない
・健康な猫が欲しい
など、色々な理由があるでしょう。
私も初めて猫を飼った時には捨て猫に会える機会もなく、ペットショップで気になる猫種を見せてもらいに行ったのが最初です。
ですが、いろいろな現実を知った今は、ペットショップで犬や猫を買うという事は絶対にしたくないですね。
ペットショップで買えば、健康な動物が買えるという保証もある訳ではありません。
ブリーダーさんからの猫も、回虫や耳ダニがひどかったり、ノミがついていて皮膚炎になった事もありました。
中には、病気や先天性の障害がある動物も普通に販売しているペットショップもあります。
ペットショップで購入した猫が下痢がなかなか治らずに病院をはしごした事もあります。
繁殖してはいけない遺伝性の疾患を持った母犬の子供と知らずに、母にプレゼントしてしまいすぐに手術をする事になったりもしました。
ひどいお店では、見ただけで体調が悪い子を平気で展示しているという話も、何度か聞いた事があります。
また、ペットショップで売っている純血種は、無理な交配をしていたり、先天的な異常が出てくる場合も否めません。
私の知り合いの純血種の猫も、足の骨の異常や、内蔵奇形などがありました。
大量生産、大量販売の裏で
「子猫は死んだら冷凍庫」? 「不要な犬は農薬で……」?
繁殖されて流通、小売りまでの過程では、毎年少なくとも4千~5千匹の猫が死んでいるそうです。
その原因は、発情を促すために長時間照明を当てるなど、自然に反した繁殖、ずさんな健康管理も原因となっています。
こちらの「せやろがいおじさん」のふたつの動画を観たことがない方は、一度観ておいて下さいね。
ペットショップで売られている犬猫が、実際にどんな事になっているのか…。
ペットの流通において、その命はどのように扱われているのか、こちらのコミックでもわかりやすく描かれています。
しっぽの声(1)
しっぽの声(2)
アメリカやイギリスでは、ペットショップでの犬猫の販売はすでに禁止されています。
あなたも一度、ペットショップでワンちゃんや猫ちゃんを買いに行く前に、これらの本や動画を観て、考えてみて下さい。
もし、犬や猫を飼いたいと思ったら、『ペットのおうち』などの里親募集サイトや、地域の動物愛護センターや、愛護団体やボランティアが開催している「譲渡会」などの動物たちを覗いてみて欲しいと思います。
動物愛護センターや保健所などで、殺処分となる前の犬猫たちもたくさんいます。
一時的な感情で買われていらなくなって捨てられた子、多頭飼育崩壊でつらい環境から助け出された子などもいます。
そんな子たちに、安心と幸せを与えてあげたいと思いませんか?
ペットショップを日本からなくすためには、どうしたらいいのかも、せやろがいおじさんの動画を観て一度考えてみて欲しいと思います。