猫が布団などに突然、尿をするようになったり、なかなか粗相が治らない時には、その原因を考えて対策する事が大切です。
粗相してから叱っても遅いですし、叱ってすぐに治るものでもありません。
病気やストレスで、布団などにおしっこしてしまう場合もありますしね。
しゃべる事ができない猫ちゃんですから、何も言わない猫ちゃんの気持ちや状態を気づいてああげたいですね。
目次
猫が粗相する原因は?
猫が布団におしっこをしてしまう原因は、
・何かの原因によるストレス
・トイレの位置が気に入らない
・猫砂の種類が気に入らない
・トイレが汚れている
・去勢未手術によるマーキング
・布団などにする癖がついてしまった
・臭いがついてしまいそこにする癖がついてしまった
・腎臓などの病気の可能性
・高齢による痴呆など
これらの可能性があるため、「ここで、おしっこしちゃダメだよ」とか
「おしっこはトイレでしてね」というように優しく伝えてあげる対応を
していただきたいなと思います。
決して、ガミガミ怒鳴ったり、くどくどと注意したりしないで下さいね。
また、病気の心配がある場合はオシッコの色や様子を見て、病院で検査してもらう事をおすすめします。
粗相を防止するには、「臭い対策」と「原因」を解決してあげる事が大切ですよ。
うちのラピス(♂)は、生後2ヶ月頃にうちに来て、最初はちゃんとおしっこを
トイレでしてたんですが・・・。
ある程度経った頃から布団に「おもらし」してしまうようになって困っていました><
小さいうちは、夜寝る時はケージに入れていたので問題なかったんですが。
先住猫たちにも慣れてケージを使わなくなった頃から、敷布団や掛け布団におしっこしちゃうようになったんですね。
敷布団なんて洗濯できないので、部分的に洗濯石鹸で洗って干したり、布団乾燥機で乾かしたりしておしっこのニオイを取っていましたよ。
でも、それでは粗相が全く治らなかったんですね。
粗相した場所のニオイ(おしっこの臭い)を完全に消すには
布団に少しでもおしっこのニオイが残ると、また粗相をしてしまうので、粗相を防止するにはおしっこのニオイを完全に消す必要があります。
シーツはよく洗って、布団もウォッシャブルのものならしっかり洗うのがベストです。
ただ、布団についたおしっこの臭いは、洗っても完全には消せない事もよくあるんですよね・・・。
オシッコの臭いを取るには
・普通の洗剤だけではなくハイターなどの塩素系も使う
(※素材を傷める場合もあるので注意が必要です)
・クエン酸水をスプレーする ( アンモニアのニオイを中和 )
(※クエン酸と塩素系の洗剤は混ぜると危険なので注意です)
どの場合も素材によって、傷める事があるので気をつけて下さいね。
ペット用の消臭剤も色々ありますが。
我が家でも、ホームセンターやペットショップで色々な消臭スプレーを買って試したんですが、効果は一時的だったり、根本的なニオイは取れませんでした。
それは、ほとんどの消臭剤が、臭いの元を消していはいなくて、おしっこの臭いなどがわかりにくくなるような他の香りをかぶせているような感じなんです。
ファブリーズなども結果的に、猫のオシッコのニオイは強いので残ってしまいました。
香りでかぶせてごまかしても、猫にはバレバレなんです><
布団も洗ったつもりでもニオイが残ってしまっているので、洗って干したり、
その後消臭スプレーもした布団でも、また次の日にやられていましたよ><
猫をよく観察していると、その部分をクンクン臭いを嗅いでいたりしますしね。
それは、臭いが残っている証拠なんです。
ニオイが取れない綿の敷布団は、何度もオシッコされちゃうので結果的にうちでは1枚捨てましたよ。
その布団を捨てる前にこの、臭いの元を分解してくれるスプレーを知っていれば、
捨てなくてすんだかもしれませんけど><
他にも少しオシッコがついた布団もあったんですが、その部分をつまんで
熱湯と洗剤で揉み洗いして、その消臭スプレーをかけてみたら、
効果があったみたいです^^
この消臭スプレーは、キッコーマンや日本赤十字社など、500社以上の企業で
使われている消臭除菌技術を使用しているそうですよ。
ペットがなめても安心なので、お散歩から帰った時に、足を拭いてあげる事もできます。
ペットの体臭や、人間の靴の臭い、服のニオイにも使えるというスグレモノ♪
その後には、予防として布団に防水シーツもかけましたが、
今は完全に粗相の悩みは解決しましたよ^^
また、うちでは干すとフカフカになる綿布団が好きだったんですが、
今は、布団は安くて軽いものに買い替えましたよ♪
綿の布団って部分洗いでも、濡れた部分はちっとも乾いてくれないので
猫飼いには不向きですね^^;
楽天市場にも、軽くてお安い布団がありますね。
その他にも、念のために同時にやった対策を書いておきますね!
新しい猫トイレをもうひとつ用意する
先住猫たちが使っていたトイレが3個ほどあったんですが、使っていなかった猫トイレがあったので、それも追加して置いてあげたら、そこで喜んでするようになりました。
先住猫のニオイがついていない自分用のトイレが用意されたと思ったのかも?!
猫砂の種類を変えてみる
粒の大きい紙砂や、ペレット状のものを使っている場合は、粒が細かいものに変えるといい場合もあります。
猫ちゃんは比較的、粒が小さい猫砂が好みの子が多いです。
ただ、ベントナイトの砂は、粉が気管支に入ったりする危険もあるので、おからや木の砂で粒が小さめのものを使われるといいでしょう。
アイリスオーヤマさんのこちらの「ひのきの猫砂」や、常陸化工さんのおからの猫砂グリーンは、粒が比較的小さめですよ。
オシッコしたい仕草をしたら
まず、布団を敷いたところで猫の様子をいつも観察しておきましょう。
そして、布団のニオイをクンクン嗅ぎ出したり、砂をかけるようにひっかき始めたら、すぐに抱き上げてトイレに連れて行きます。
うちは、子供たちがそれに気づくと「あっ!」と言って駆け寄っていくので、猫がビクッとしたんです。
そのためだんだんと、オシッコをしようとした時に「あっ!」と声を出すだけでビクッとして、その場でオシッコをするのをやめて、自分でトイレに走っていくようになりましたよ^^
猫の粗相には布団カバーの防水タイプも有効
捨てなかった方の被害が少なかった敷ふとんや掛ふとんには、念のため防水シーツをしてみました。
新しい布団にも、予防のために防水シーツをつけました。
防水シーツをしておけば、布団のニオイも通しにくいようですし、もし、粗相されても布団まで濡れないので、カバーのみの洗濯でいいですしね。
その後ラピスは、布団のニオイをクンクン嗅いでも、砂かけ仕草もしなくなりましたよ♪
防水シーツは、子供のための「おねしょシーツ」なども色々あるのでお手軽ですね。
掛け布団への粗相対策には、掛け布団用の防水カバーもありますよ。
とにかく、ニオイの元は洗ったり、効果の高い消臭剤で、
すばやく排除しておくことがポイントです。
猫の粗相についての対処法は、粗相の原因によっても変わってきます。
ストレスによるものなのか、病気によるものではないのか、
去勢未手術のマーキングではないか、クセになってしまっているのか・・・。
人間がしてあげられる事で対処できるなら、すぐにしてあげて下さいね。
粗相の原因を調べながら、オシッコの臭いは元から消していく事も大切です。